この記事は個人の試行Note。調査と経験を元にしたPython基本の初心の方向け紹介と記録です。
§ プログラミング >変数と演算 >定数と変数
データ(=情報)は定数と変数に分けることが出来ます。定数は変化しない情報で変数は変化する情報です。 プログラム中に直接書かれている数値(1,2,3など)や文字列(a,b,hallo など)などは定数で、プログラム中ではLiteral (リテラル) とも呼ばれます。変数は変数名が付けた箱のようなもので、値を入れて中身の出し入れや変えることが出来ます。変数に値を入れるには代入演算子を使います。変数に、定数のLiteral (リテラル)を入れて扱うことも出来ます。
* 情報(データ)には名前を付けて変数として保持(代入)する。
プログラム中で直接記載するLiteral (リテラル) な情報以外は、データ(=情報)に名前(変数名)を付けて変数として取り扱います。変数名は予約語を除いて文字列として自由に決めることが出来ます。 決めた文字列を参照することで、数字や文字、変数などを入れたり、取り出すことが出来ます。 変数(箱のようなもの)への入力は変数名(左側)と代入値(右側)を等号”=”で結合します。 等号”=”の左側に書いた変数に、等号”=”の右側で指定した値が入ります。 等号”=”の左側には代入先となる変数名のみで定数や数式などは置けませんが、等号”=”の右側は数値、文字列、他の変数、計算式やメソッドなどが置ける。 半角の空白" "は区切りと見なされ、空白の前後で別の リテラルや変数名となります。アルファベット表記が基本で全角の文字はコードでは使えません(文字列データとしては使える)。
* Pythonデータの基本的な5タイプ(型)
表1 Pythonプログラムが扱うデータの基本的な型は5つ。
整数型(int)、浮動小数点数型(float)、文字列型(str)、論理型(bool) そして空(None) です。
・ 整数型(int) : int()関数によって他のデータ型から変換できる。
・ 浮動小数点数型(float) : 小数点を持った数。 整数でも少数点を付けて扱えばflaotになる。float()関数によって他のデータ型から変換できる。
・ 文字列型(str) : 文字データ。 コードとの違いを明確にするため、文字列を記載する時にはコーテーションで挟む( ’ ’又は” ” )。str()関数によって他のデータ型から変換できる。
・ 論理型(bool) : 真なら True、偽なら False の値をとる。 直接TrueかFalseを代入、又は数式のでの代入も可能。数値に変換すると真は1偽は0。
・ 空(None) : 値が入っていない空のデータ。 実際には、無意味の値が入っているので、値を代入してから使わなければ間違った結果になる。
* コンテナは変数をまとめた1つの変数。タプル、リスト、辞書がある。
表2 複数の値・変数をまとめて管理する変数をコンテナと云う。
・ タプル(tuple) : カッコ()内に複数の変数を","区切りで並べることで1つの変数で管理。要素の変更できない。( )は省略可能
・ リスト(list) : 大カッコ[]内に複数の変数を","区切りで並べることで1つの変数で管理。要素の変更や追加、削除が出来る。 [ ]の省略不可
・ 辞書(dic) : キー値と対になった要素リスト
* 変数の命名は自由。予約語、数値から始まる、アンダーバー以外の記号はNG
表3 変数名は自由設定だけど、"予約語"と同じものは使えません。
変数名は半角英数と記号(アンダーバー「_」(半角)だけ)を組み合わせたもので、大文字と小文字は別文字として区別される。 予約語はPythonがプログラミング用の文字列として意味付けされている文字列ですので、プログラム命令として認識されて変数としては認識されません。
なお、変数名のルールはプログラムの言語によっても異なります。
* 変数名の命名規則は決めておいた方がいい
変数名は上記ルールに従えば自由に設定可能です。プログラムが短い初期には自由でいいでしょうが、一般的に使用されている規則を利用すると長いプログラムも読みやすくなります。一般的な命名規則として、キャメル記法、パスカル記法、アンダースコア記法 などがありますが、 Pythonではキャメル記法が多いという事です。
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●【独り言】 プログラムとプログラミング
プログラムはコンピュータを動かすための指示文書。プログラミングはこの指示書(プログラム)を作ること。コンピュータは根本的な原理ではON/OFF信号を組み合わせた電気回路で、実行は機械語と呼ばれる命令で動く。しかし、人が指示書を作るのだから人が理解できる指示文でないと作れない。コンピュータが世に出てから様々な言語が開発されてる。 Pythonのその言語のひとつで、割と新しい言語。 人が書いたプログラムはコンピュータが実行できるように機械語に翻訳して実行される。各プログラム言語にはそれぞれの文法が定められていて、正しく文法に従ってプログラムを書かないと、まったく翻訳ができなかったり、間違った機械語になったりしてコンピュータは正しく動かない。
〆書き
いつも変数名の命名には悩みます。 短い1-2文字だと使い易いのだけれど、同じ文字をよく使うので、処理の途中で別の関数で使ったり、意味が分からなくなって何処で何の変数に設定したかプログラムを読み返すことになります。そんな時は、1-2文字だとなかなか見つからない。 一方で、意味を付けると、長い文字列になって繰り返し書くのが面倒にあることがあります。また、同じ用途だけど別の変数名が必要になることも多いです。これが、なかなか思いつかない。実は、分かり易く、重複リスクの少ない変数名は、日本語のローマ字表記だと思います。独特の規則で、作り易い、予約語との重複リスクもなく、かなりストレスのない命名方法です。 ただ、外国の方も見るかもしれない、世界共通言語であるプログラムに使うことには、私は少し抵抗もあり、実際のところ使っていません。
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